STORESでショップの設定を進めていると、「特定商取引法に基づく表示」で住所の入力を求められます。自宅でネットショップを運営する場合、「この住所がそのまま購入者に公開されるの?」と手が止まるところです。
STORESでは、個人・個人事業主なら所在地と電話番号を非公開にできる仕組みがあります。ただし、「ショップ上で非公開になること」と「自宅住所をどこにも使わずに運営できること」は同じではありません。
どこまで非公開にできるのか、発送では住所がどう扱われるのかを確認しておけば、STORESの非公開設定だけで足りるのか、別の住所対策まで必要なのかを判断できます。
- STORESで自宅住所を非公開にできる条件
- 非公開にできる情報とできない情報
- 非公開設定をしても住所が必要になる場面
- STORESの非公開機能だけで足りる人
- 追加の住所対策を考えたほうがよい人
編集長STORESは非公開設定が用意されていますが、「Web上の表示」「STORESへの登録」「発送元」は分けて考えるのがポイントです。
【結論】STORESは個人・個人事業主なら住所を非公開にできる


STORESでは、個人・個人事業主に限り、「特定商取引法に基づく表示」に載せる所在地と電話番号を非公開にできます。
設定後は、自宅の所在地・電話番号の代わりにSTORES株式会社の情報が表示される仕組みです。ショップを訪れた人が特商法ページを見ても、登録した自宅住所は表示されません。
ただし、隠せるのは所在地と電話番号まで。事業者名は非公開にできず、個人の場合は氏名をフルネームで登録する必要があります。法人はこの機能の対象外です。
また、非公開設定を使っても、STORESへの住所登録そのものが不要になるわけではありません。自宅や事務所など、実際に事業活動をしている拠点の住所を登録します。
参考:STORES「ストアの所在地・連絡先を非公開にする方法を教えてください」STORESの該当ページを確認する



特商法ページへの公開を避けたいだけなら、STORESの非公開機能で対応できます。発送など別の場面でも住所を出したくない場合は、もう一段確認が必要です。
7つの質問に答えると、自宅住所が外部に出る可能性と、確認しておきたいポイントがわかります。
※この診断は、自宅住所の公開可能性を整理するための簡易チェックです。法律・制度上の可否を判定するものではありません。
STORESで住所を非公開にする設定方法


非公開設定は、STORESの管理画面から変更できます。
ホーム画面中央にサービス名が表示されている場合は、次の順に進みましょう。
- STORES Web管理画面へログイン
- 「ネットショップ」を選択
- 「サイト設定」を開く
- 特定商取引法ページの「設定」を選択
- 「所在地・電話番号の表示」で「STORESの情報を表示」にチェック
画面左側にメニューが表示されている場合は、「サイト」→「ネットショップ」→「特定商取引法に基づく表示」と進みます。最後に「STORESの情報を表示」を選ぶ点は同じです。
設定を終えたら、公開中のショップから特商法ページを開き、自宅の所在地と電話番号が表示されていないか確認しておくとよいでしょう。
参考:STORES「ストアの所在地・連絡先を非公開にする方法を教えてください」 設定手順を確認する



設定自体は数ステップで終わります。ただ、ここで変更できるのは特商法ページ上の表示です。
非公開設定でも自宅住所が使われる3つの場面


特商法ページから住所を消せても、自宅住所をまったく使わずにSTORESを運営できるわけではありません。
STORESへの登録、商品の発送、状況によっては購入者等への連絡先開示でも、オーナー自身の所在地が関係してきます。
STORESへの登録には実際に活動している住所が必要
非公開設定を使った場合も、STORESには事業活動をしている拠点の住所を登録します。
たとえば、自宅で商品の制作や販売業務を行っているなら、その自宅が登録先です。
STORESは、「現に活動している住所」ではないバーチャルオフィスなどの住所を登録先として認めていません。特商法ページに何を表示するかと、STORESへどの住所を届け出るかは別の話です。
自宅をSTORESへ登録していても、非公開設定を利用すれば、特商法ページにはSTORES株式会社の所在地と電話番号が表示されます。
参考:STORES「ストアの所在地・連絡先を非公開にする方法を教えてください」 登録住所の条件を確認する
商品発送時には発送元住所が必要
STORESには匿名配送機能がありません。
配送伝票の差出人欄や納品書の販売主情報には、オーナー自身の情報を適切に記載するよう求められています。特商法ページに表示されているSTORES株式会社の住所を、商品の発送元として使うことはできません。
そのため、「ネット上で自宅住所を見せたくない」という目的なら非公開設定で対応できますが、「商品を買った人にも自宅住所を知られたくない」となると話が変わります。
発送元住所まで含めて、別の対策が必要かを考える必要があります。
参考: STORES「ストアの所在地・連絡先を非公開にする方法を教えてください」発送時の注意事項を確認する
購入者などへ連絡先が開示される場合がある
非公開設定をしていれば、通常の特商法ページには自宅の所在地と電話番号が表示されません。
ただし、どのような場合でも連絡先が伏せられるわけではありません。第三者とのトラブル解決や、購入者・第三者の権利を守るために必要だとSTORESが判断した場合などは、オーナーの連絡先が開示されることがあります。
つまり、STORESの非公開機能は「ショップ上へ常時表示しないための仕組み」と考えるのが適切です。
参考: STORES「ストアの所在地・連絡先を非公開にする方法を教えてください」非公開設定の注意事項を確認する



特商法ページで見えないからといって、すべての場面から住所が消えるわけではありません。どこまで隠したいのかによって、必要な対策が変わります。
自宅住所をどこまで出したくないかで対策を決める


STORESの非公開設定だけで足りるかどうかは、「誰に自宅住所を見せたくないのか」で判断できます。
| 希望すること | 考え方 |
|---|---|
| ショップを見た人に住所を見せたくない | STORESの非公開設定で対応 |
| STORESにも住所を登録したくない | 対応できない。実際に活動している住所の登録が必要 |
| 購入者にも住所を知られたくない | 発送元住所まで対策が必要 |
| 返品時にも自宅住所を使いたくない | 返品先として使える別住所が必要か確認 |
特商法ページから自宅住所を隠すことだけが目的なら、まずSTORESの非公開機能を使えば十分です。
一方、商品の発送や返品まで含めて自宅住所を出したくない場合は、STORESの設定だけでは解決しません。
事業用住所を別に用意する方法もありますが、発送元や返品先として使えるかどうかはサービスによって異なります。
バーチャルオフィスを検討する場合も、STORESの登録住所ではなく、「発送元・返品先として利用できるか」という視点で確認してください。


6つの質問に答えると、重視する条件に合いやすいサービスを5社から判定します。
※診断結果は、各社の公開情報をもとにした選択の目安です。料金・対応サービス・キャンペーン等は変更される場合があるため、申し込み前に各サービスの案内で最新情報をご確認ください。
STORESの住所非公開に関するよくある質問
- STORESでは名前も非公開にできますか?
-
いいえ。非公開にできるのは所在地と電話番号です。事業者名は対象外で、個人の場合は氏名をフルネームで登録する必要があります。
- 法人でも住所を非公開にできますか?
-
STORESの所在地・電話番号の非公開機能を使えるのは、個人・個人事業主に限られます。法人は対象外です。
- バーチャルオフィスの住所をSTORESに登録できますか?
-
STORESは、実際に事業活動をしていないバーチャルオフィスなどの住所を登録先として認めていません。実際に活動している自宅や事務所などを登録します。
- 非公開にすれば購入者へ自宅住所が伝わることはありませんか?
-
必ず非公開のままとは限りません。必要だとSTORESが判断した場合には、オーナーの連絡先が開示されることがあります。また、匿名配送機能も用意されていません。
STORESはWeb上の住所を隠せるが発送時まで確認しよう
STORESでは、個人・個人事業主なら特商法ページの所在地と電話番号を非公開にできます。ネット上で自宅住所を見せたくない場合には利用したい機能です。
ただし、STORESへの登録住所は必要で、匿名配送にも対応していません。購入者へ自宅住所を知られたくないなら、特商法ページだけでなく、発送元や返品先も確認しておきましょう。
まずは非公開設定を利用し、それだけでは希望する範囲まで住所を隠せない場合に、追加の住所対策を検討する流れで十分です。



住所をどこにも出さないことを目指すのではなく、「誰に、どの場面で見えるのか」を分けると、自分に必要な対策を判断できるでしょう。








