メルカリShopsを始めたいものの、運営者情報に自宅住所を登録すると「購入者に住所を知られてしまうのでは」と気になる方もいるでしょう。
検索すると「住所を非公開にできる」という情報も見つかりますが、メルカリShopsでは2025年3月24日に、運営者情報を新たに非公開へ変更する受付が終了しています。
ただし、登録した住所がショップ画面へ常に表示される仕組みでもありません。
自宅住所を出したくないなら、まず「誰に、どんな操作をされたときに住所が開示されるのか」を知る必要があります。発送や返品まで含めて確認し、自宅住所のまま運営するか、別の事業用住所を用意するか判断しましょう。
- メルカリShopsで住所が開示される条件
- 現在の住所公開・開示ルール
- 自宅住所が購入者に伝わる可能性がある場面
- 自宅以外の住所を使う場合の考え方
- 自宅住所のままでよいか、別住所を用意するかの判断基準
編集長住所の「公開・非公開」だけで判断せず、運営者情報、発送元、返品先を分けて考えるのがポイントです。
【結論】メルカリShopsの住所は非公開にできない


現在のメルカリShopsでは、これから運営者情報を「非公開」に変更することはできません。
メルカリShopsガイドには、「2025/03/24をもって、非公開への変更受付を終了いたしました」と記載されています。2025年3月24日以前から非公開にしているショップについては、現在も非公開状態が残っている場合があります。
ただし、「非公開にできない=ショップを見た人全員に住所が表示される」という意味ではありません。
運営者情報はアプリ上へ常時表示されず、メルカリアカウントへログインしている利用者が開示請求1をした場合に、住所や電話番号などが登録メールアドレスへ送られます。
そのため、自宅住所を登録している場合は、「普段は画面に出ていないものの、請求されれば開示される可能性がある」と考えるのが適切です。
なお、ショップそのものを非公開にすれば運営者情報も請求できなくなります。ただし、商品が検索・閲覧されなくなり、新しい注文も入らないため、販売しながら住所だけを隠す方法とは異なる点を押さえておきましょう。



検索結果には、以前の非公開機能を前提とした情報も残っています。現在は「住所が常時表示されるか」ではなく、「請求されたときに何が開示されるか」を基準に考えてください。
メルカリShopsで自宅住所が相手に伝わる可能性がある場面


メルカリShopsでは、運営者情報の開示請求だけを確認すれば十分とは限りません。
商品の発送方法や返品対応、メールマガジンの利用によっても住所が相手へ伝わる場合があります。自宅住所を出したくない場合は、ショップ開設時の登録情報だけでなく、販売開始後の運用まで確認しておきましょう。
運営者情報を請求されたとき
メルカリShopsでは、ログインしている利用者であれば、商品ページやショップ情報から運営者情報を請求できます。
開示される内容は、販売業者、代表者名、住所、電話番号のほか、営業日や返品に関する情報などです。
個人・個人事業主の場合、代表者名には本人情報として登録した氏名が使われます。また、運営者情報を登録していない場合は、本人情報として登録した住所・電話番号が開示される点にも注意してください。
つまり、自宅住所を登録している場合、ショップを見ただけで住所が表示されるわけではありませんが、利用者が開示請求をすれば知られる可能性があります。
さらに、誰かが開示請求をしても、ショップ運営者には通知されません。
商品を発送するとき
商品の発送時に自宅住所が購入者へ伝わるかどうかは、配送方法によって異なります。
メルカリShopsで利用できる通常のらくらくメルカリ便は匿名配送2に対応しており、発送元住所はお届け先へ開示されません。自宅から発送しても、らくらくメルカリ便の発送をきっかけに購入者へ自宅住所が伝わる仕組みではありません。
一方、クールメルカリ便は匿名配送ではなく、お届け先情報と発送元住所が伝票に印字されます。冷蔵・冷凍商品を販売する場合は注意が必要です。
メルカリBiz配送も非匿名配送です。発送時には送り主として事業者名が表示されます。
「メルカリShopsなら配送もすべて匿名」とは限らないため、自宅住所を購入者へ伝えたくない場合は、実際に使う配送方法まで確認しておきましょう。
参考:らくらくメルカリ便の発送元住所を変更する方法|メルカリShopsガイド
返品を受け付けるとき
返品が必要になった場合は、購入者へ返品先を伝えなければなりません。
メルカリShopsでは、返品が必要な場合に、ショップの在庫管理先や運営者住所を返品先として指定するよう案内しています。
そのため、運営者情報だけを自宅以外の住所にしていても、返品先として自宅住所を伝えれば、そこで購入者に知られることになるのです。
以前から運営者情報を非公開にしているショップについても、実際に荷物を受け取れる住所を返品先として伝える必要があります。株式会社メルカリの住所へ返品してもらうことはできません。
自宅住所を購入者へ伝えたくない場合は、ショップ開設時から「返品が発生したときにどこで商品を受け取るか」まで考えておきましょう。
参考:注文キャンセル時の返品手続き|メルカリShopsガイド
メールマガジンを配信するとき
メルカリShopsのメールマガジンを利用すると、配信メールに事業者住所が記載されます。
メールマガジンには、配信事業者名・事業者住所・事業者メールアドレスが付記されます。運営者情報を非公開にしているショップも開示対象です。
つまり、以前から運営者情報を非公開にしているショップでも、メールマガジンを使えば住所が開示される可能性があるわけです。
自宅住所を登録したままメールマガジンを配信する予定がある場合は、ショップページ上の表示だけで判断せず、配信メールへ記載されても問題ない住所か確認しておきましょう。



メルカリShopsでは、住所が関係する場面がひとつではありません。運営者情報、発送、返品、利用する機能まで分けて確認しておくと、思わぬところで自宅住所を知らせなければならない事態を避けられます。
メルカリShopsで自宅住所を出したくない場合はどうすればいい?


自宅住所を購入者に知られたくない場合は、運営者情報として使う住所だけでなく、発送元や返品先まで分けて考えましょう。
メルカリShopsでは、レンタルオフィスやバーチャルオフィス3であっても、「現に活動している住所」といえる住所であれば運営者情報として登録できます。
ただし、自宅以外の住所ならどこでもよいわけではありません。実際の利用条件や荷物の受け取りまで確認して選ぶことが大切です。
運営者情報に使う住所を自宅以外へ変更する
自宅住所を開示されたくない場合は、運営者情報として登録する住所を、自宅以外の事業用住所へ変更する方法があります。
個人・個人事業主の場合、ショップ情報の運営者情報は変更できます。法人の場合は、申し込み情報側の変更が必要です。
メルカリShopsでは、レンタルオフィスやバーチャルオフィスも、「現に活動している住所」とみなされる場合は運営者情報として登録できます。
ただし、本人情報や事業者情報など申し込み情報を変更する場合は再審査の対象です。個人・個人事業主の運営者情報変更と、申し込み情報そのものの変更は同じ手続きではないため、変更する項目を確認して進めてください。
参考:ショップ情報の表示内容を変更する方法|メルカリShopsガイド
条件を満たせばバーチャルオフィスも選択肢になる
メルカリShopsでは、自宅以外の事業用住所としてバーチャルオフィスを利用できます。ただし、契約した住所なら何でも登録できるわけではありません。
メルカリShopsは、「現に活動している住所」といえることを条件としており、利用予定の住所が条件を満たすかどうかは各バーチャルオフィスへ確認するよう案内しています。
また、特定商取引法上の条件にも注意が必要です。
消費者庁は、住所について現に活動している住所であること、電話番号について確実に連絡が取れることを原則としたうえで、一定の措置が取られていればバーチャルオフィスの住所・電話番号を表示することでも要請を満たせると説明しています。
特定商取引法とバーチャルオフィスの関係は、バーチャルオフィスは特定商取引法の住所に使える?も参考にしてみてください。
※下記のサービス名をクリックすると、紹介記事へ移動します。
| サービス | 月額料金 | 法人登記 | 郵便物転送 | 電話転送 | 電話秘書代行 | FAX | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
GMOオフィスサポート | 660円〜 | ※転送ありプラン | ※月1・隔週・週1転送プラン | 料金を抑えて事業用住所を用意したい人 | |||
DMMバーチャルオフィス | 660円〜 | ※ベーシックプラン | ※週1回 ミニマムは受取対象に制限あり | ※固定電話セットは 新規受付終了 | ※AI秘書オプション | 低コストで住所を使いたい人 | |
レゾナンス | 990円〜 | ※月1・週1回、写真通知あり | ※オプション | ※オプション | ※オプション | 法人登記や都心住所を低コストで使いたい人 | |
NAWABARI | 1,100円〜 | ※ビジネスプラン | ※週1回、写真確認あり | ※オプション | ※オプション | ※オプション | ネットショップ・複数屋号・プレゼント受取などに使いたい人 |
ワンストップビジネスセンター | 5,280円〜 | ※全プラン | ※全プラン週1回転送込み | ※ビジネスプラン以上 | ※プレミアムプラン | ※ビジネスプラン以上 | 郵便物転送・会議室・電話対応まで考えたい人 |
※料金・対応プラン・オプション内容は変更される場合があります。申し込み前に、各サービスの料金プランと利用条件を確認してください。
※郵便物転送の送料・手数料込みは、各社の条件内での対応です。サイズや重量、スポット転送、宅配物などは別料金になる場合があります。
6つの質問に答えると、重視する条件に合いやすいサービスを5社から判定します。
※診断結果は、各社の公開情報をもとにした選択の目安です。料金・対応サービス・キャンペーン等は変更される場合があるため、申し込み前に各サービスの案内で最新情報をご確認ください。
運営者情報・発送元・返品先は分けて考える
メルカリShopsで自宅住所を出したくない場合は、ひとつの住所ですべてを済ませようとせず、用途ごとに考えましょう。
| 住所の用途 | 確認すること |
|---|---|
| 運営者情報 | 開示請求されたときに見られてもよい住所か |
| 発送元 | 利用する配送方法で購入者に表示されるか |
| 返品先 | 購入者からの商品を実際に受け取れるか |
たとえば、運営者情報には条件を満たすバーチャルオフィスを登録し、商品は匿名配送を使って別の場所から発送する方法も考えられます。
一方、返品が発生すれば、実際に商品を受け取れる場所が必要です。バーチャルオフィスを利用する場合は、住所の利用だけでなく、返品商品や宅配便を受け取れるかも確認してください。
発送や返品でバーチャルオフィスを使う場合は、バーチャルオフィスを発送元住所に使うときの注意点も確認しておきましょう。



自宅住所を守りたい範囲は人によって異なります。「運営者情報だけ変えたいのか」「発送や返品でも自宅住所を使いたくないのか」を先に決めると、必要な住所サービスを絞り込めます。
自宅住所のままでもよい人・別住所を用意したほうがよい人


メルカリShopsでは、運営者情報の住所がショップ画面へ常時表示されるわけではありません。ただし、ログインしている利用者から開示請求があれば住所が開示されます。
自宅住所が開示されても問題なく、返品時にも自宅で商品を受け取れるのであれば、住所対策だけを目的として別住所を用意する必要性は高くありません。
一方、購入者に自宅の所在地を知られたくない場合は、条件を満たすバーチャルオフィスなど、別の事業用住所を検討する余地があります。
| 状況 | 判断の目安 |
|---|---|
| 開示請求で自宅住所を知られても問題ない | 自宅住所の利用を検討できる |
| 購入者に自宅の所在地を知られたくない | 別の事業用住所を検討する |
| 匿名配送だけを利用する | 発送時の住所は隠せても、運営者情報の開示は別に確認する |
| 返品でも自宅住所を使いたくない | 返品商品を受け取れる別住所が必要 |
| バーチャルオフィスを使いたい | 運営者情報への利用可否と荷物の受取条件を確認する |
判断基準は、「バーチャルオフィスを使えるか」ではなく、「開示請求や返品などで自宅住所を知られる可能性を受け入れられるか」です。



自宅住所の公開に抵抗がなければ、無理に別住所を用意する必要はありません。住所を知られたくない場合だけ、必要な範囲に合わせて対策を考えるのが現実的です。
メルカリShopsの住所非公開に関するよくある質問
- メルカリShopsの住所は誰でも見られますか?
-
いいえ。運営者情報の住所はショップページへ常時表示されません。
ただし、メルカリアカウントへログインしている利用者は運営者情報を請求できます。請求すると住所や電話番号などが登録メールアドレスへ送られます。
- 運営者情報を請求されたことはショップ側に分かりますか?
-
いいえ。利用者へ運営者情報が開示されても、ショップ運営者には通知されません。
- 匿名配送なら自宅住所は購入者に伝わりませんか?
-
らくらくメルカリ便による発送では、発送元住所は購入者へ開示されません。
ただし、運営者情報の開示請求や返品は別の仕組みです。匿名配送を使っているだけで、自宅住所がすべての場面で非公開になるわけではありません。
- バーチャルオフィスの住所へ変更できますか?
-
条件を満たすバーチャルオフィスであれば、メルカリShopsの運営者情報として利用できます。
「現に活動している住所」といえることが条件となるため、利用予定のバーチャルオフィスへ確認してください。
- 返品先もバーチャルオフィスにできますか?
-
返品された商品を実際に受け取れる住所であれば、返品先として使うことを検討できます。
メルカリShopsは、荷物の受け取りができる住所が必要な場合について、郵便物転送サービス付きのバーチャルオフィスも選択肢として案内しています。
ただし、郵便物転送に対応していても、宅配便や返品商品を受け取れるとは限りません。契約するサービスの受取条件を確認してください。
メルカリShopsで自宅住所を出したくないなら公開場面を分けて確認しよう
メルカリShopsでは、運営者情報の住所がショップ画面に常時表示されるわけではありません。ただし、利用者から開示請求があれば住所が伝わるため、自宅住所を登録している場合は完全な非公開とはいえない点を押さえておきましょう。
さらに、住所が関係するのは運営者情報だけではありません。利用する配送方法によっては発送元住所が表示され、返品時には商品を受け取れる住所を購入者へ伝える必要があります。
自宅住所を知られたくない場合は、「運営者情報」「発送元」「返品先」を分けて確認し、どの場面まで自宅住所を使わないようにしたいのか決めておくことが重要です。
条件を満たすバーチャルオフィスを運営者情報に利用する方法もあります。返品商品の受け取りまで必要なら、住所利用だけではなく荷物の受取条件も確認が必要です。



ネットショップの住所としてバーチャルオフィスを検討する場合は、利用できる範囲や郵便物・荷物の受け取り条件を確認してから選んでください。
自宅住所を公開せずに事業用住所を使えるバーチャルオフィスを探すなら、「GMOオフィスサポート」を検討してみてはいかがでしょうか。
郵便物転送や法人登記に対応したプランもあり、個人事業主・副業・ネットショップ運営者の住所対策として適しています。
月額料金を抑えて始めやすい点も特徴ですが、使える機能はプランによって異なります。
ネットショップへの住所掲載、郵便物転送、法人登記の可否を確認したうえで、自分の使い方に合うプランを選びましょう。
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脚注・用語解説








