個人事業主としてホームページを作るとき、「自宅住所まで公開しないといけないの?」と気になる方もいるでしょう。
住所掲載の必要性は、ホームページの使い方によって異なります。事業内容や実績を紹介するだけなら、住所を載せずに運営できるケースがあります。一方、商品やサービスを通信販売する場合は、特定商取引法の確認が必要です。
本記事では、個人事業主のホームページに住所が必要になるケースと、自宅住所を公開したくないときの対策を解説します。
編集長私も個人事業主として活動していますが、事業用ホームページにどこまで個人情報を出すかは気になる部分です。まずは住所掲載が本当に必要なのかを確認してみましょう。
- 個人事業主のホームページに住所が必要になるケース
- 事業紹介だけのホームページで住所を載せる必要性
- 特定商取引法と住所表示の関係
- 自宅住所を公開したくない場合の対策
個人事業主のホームページに住所は必ず必要?


個人事業主だからといって、すべてのホームページに住所を掲載しなければならないわけではありません。
確認したいポイントは、「事業紹介をするホームページ」なのか、「商品やサービスを通信販売するホームページ」なのかという違いです。
7つの質問に答えると、自宅住所が外部に出る可能性と、確認しておきたいポイントがわかります。
※この診断は、自宅住所の公開可能性を整理するための簡易チェックです。法律・制度上の可否を判定するものではありません。
事業紹介だけなら住所掲載が必須とは限らない
事業内容やプロフィール、実績などを紹介するだけのホームページであれば、個人事業主だからという理由だけで住所掲載が義務になるわけではありません。
たとえば、Webライターやデザイナーが仕事内容や問い合わせ先を掲載するだけなら、自宅住所を載せずに運営する方法もあります。
ただし、ホームページ上で商品やサービスの申し込みを受け付け、通信販売に該当する場合は扱いが変わる点に留意しておきましょう。
商品・サービスを通信販売する場合は特商法の表示を確認する
ホームページ上で商品や有料サービスの申し込みを受け付け、通信販売に該当する場合は、特定商取引法に基づく表示を確認する必要があります。
消費者庁の特定商取引法ガイドでは、通信販売について、
「事業者の氏名(名称)、住所、電話番号などを表示しなければなりません。」
と記載されています。
参考サイト:通信販売|特定商取引法ガイド(消費者庁)
ただし、消費者から請求された際に必要事項を遅滞なく提供できる仕組みを整えるなど、一定の条件を満たせば住所や電話番号の表示を省略できる場合があります。
したがって、「ホームページで販売している=必ず自宅住所を公開する」と考えるのではなく、自分の販売方法が特商法の対象になるか、表示を省略できる条件を満たすかを確認しましょう。



ホームページが名刺代わりなのか、申し込みや販売まで行う場所なのかで考えると整理しやすくなります。
自宅住所をホームページに載せたくないときの対策


自宅住所を公開したくない場合は、まず住所掲載そのものが必要なのかを確認しましょう。
掲載が必要なケースでも、自宅住所をそのまま公開する以外の方法があります。
住所を公開しなくてよいケースか確認する
自宅住所を隠したいからといって、すぐに別の住所を用意する必要はありません。
まず、自分のホームページで住所掲載が必要なのかを確認しましょう。事業内容や実績の紹介が中心で、通信販売にあたらないサイトなら、住所を載せずに運営できるケースがあります。
一方、商品やサービスの販売方法によっては、特定商取引法に基づく表示が必要です。自宅住所を公開したくない場合は、表示義務の有無を整理してから対策を考えるのがよいでしょう。
住所掲載が必要ならバーチャルオフィスを検討する
ホームページに住所を載せる必要があり、自宅住所は公開したくない場合、バーチャルオフィスを利用する方法があります。
バーチャルオフィスは、実際に仕事をする部屋を借りず、事業用住所などを利用できるサービスです。
ただし、利用できる用途はサービスやプランによって異なります。契約前に「ホームページへの住所掲載が可能か」「特商法表記にも利用できるか」を確認しておきましょう。
※下記のサービス名をクリックすると、紹介記事へ移動します。
| サービス | 月額料金 | 法人登記 | 郵便物転送 | 電話転送 | 電話秘書代行 | FAX | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
GMOオフィスサポート | 660円〜 | ※転送ありプラン | ※月1・隔週・週1転送プラン | 料金を抑えて事業用住所を用意したい人 | |||
DMMバーチャルオフィス | 660円〜 | ※ベーシックプラン | ※週1回 ミニマムは受取対象に制限あり | ※固定電話セットは 新規受付終了 | ※AI秘書オプション | 低コストで住所を使いたい人 | |
レゾナンス | 990円〜 | ※月1・週1回、写真通知あり | ※オプション | ※オプション | ※オプション | 法人登記や都心住所を低コストで使いたい人 | |
NAWABARI | 1,100円〜 | ※ビジネスプラン | ※週1回、写真確認あり | ※オプション | ※オプション | ※オプション | ネットショップ・複数屋号・プレゼント受取などに使いたい人 |
ワンストップビジネスセンター | 5,280円〜 | ※全プラン | ※全プラン週1回転送込み | ※ビジネスプラン以上 | ※プレミアムプラン | ※ビジネスプラン以上 | 郵便物転送・会議室・電話対応まで考えたい人 |
※料金・対応プラン・オプション内容は変更される場合があります。申し込み前に、各サービスの料金プランと利用条件を確認してください。
※郵便物転送の送料・手数料込みは、各社の条件内での対応です。サイズや重量、スポット転送、宅配物などは別料金になる場合があります。
6つの質問に答えると、重視する条件に合いやすいサービスを5社から判定します。
※診断結果は、各社の公開情報をもとにした選択の目安です。料金・対応サービス・キャンペーン等は変更される場合があるため、申し込み前に各サービスの案内で最新情報をご確認ください。
住所だけ借りたい場合は、バーチャルオフィスは住所のみ使える?も参考になります。
特商法表記への利用を考えている方は、バーチャルオフィスは特商法の住所に使える?で条件を確認してみてください。



住所を借りられるかだけでなく、「何のために使える住所なのか」まで確認して選ぶことが大切です。
個人事業主のホームページ住所でよくある質問
- 問い合わせフォームだけなら住所は必要?
-
問い合わせフォームを設置しているだけで、住所掲載が必要になるわけではありません。
ただし、フォームを通じて有料の商品・サービスを申し込めるなど、通信販売に該当する場合は、特定商取引法に基づく表示が必要か確認してください。
- バーチャルオフィスの住所をホームページに載せてもいい?
-
バーチャルオフィスの住所を事業用ホームページに掲載できるサービスはあります。
ただし、利用できる範囲は、運営会社や契約プランによって異なるため注意してください。一般的なホームページへの掲載は認められていても、特定商取引法に基づく表記には条件が設けられている場合があります。
契約前に、ホームページへの掲載可否と利用目的を確認してみてください。
ホームページの用途に合わせて住所掲載の必要性を判断しよう
個人事業主だからといって、すべてのホームページに住所を載せる必要があるわけではありません。
事業紹介や実績掲載が中心なら、住所を公開せずに運営できるケースもあります。一方、ホームページ上で商品・サービスを通信販売する場合は、特定商取引法に基づく表示が必要か確認しましょう。
自宅住所を載せたくない場合は、住所表示を省略できる条件を確認したうえで、必要に応じてバーチャルオフィスの利用を検討してみてください。



自宅住所を出したくない場合は、「住所が必要か」「必要なら別の住所を使えるか」の順に確認すると、余計な契約をせずに対策できます。









